忘れかけのIT備忘録

今まで学んできた知識や小技、なるほど!と思ったことをメモするブログです。

キャッシュ・フュージョン(待機イベント編)

前回(キャッシュ・フュージョン(基本動作編) - 忘れかけのIT備忘録)に引き続き、今回はキャッシュ・フュージョンの主な待機イベントについて調査しました。 こちらも参考文献を自分なりに解釈してほとんど写経したものです。 キャッシュ・フュージョンの待…

キャッシュ・フュージョン(基本動作編)

前回(キャッシュ・フュージョン(概要編) - 忘れかけのIT備忘録)に引き続き、今回はキャッシュ・フュージョンの基本的なリソースの取得方法について調査しました。こちらも参考文献を自分なりに解釈してほとんど写経したものです。 基本的なリソースの取得…

キャッシュ・フュージョン(概要編)

RACのキャッシュフュージョン(Cache Fusion)について調査しました。RAC触ったことある人なら誰でも知っているよ!と言われそうな気がしますが、復習がてら備忘録に残します。こちらは参考文献を自分なりに解釈してほとんど写経したものです。 キャッシュフュ…

サーバー・プール検証(SINGLETONサービス編)

前回(サーバー・プール検証(UNIFORMサービス編) - 忘れかけのIT備忘録)に引き続き、今回はSINGLETONタイプのサービスを使ってサーバー・プールの動きを検証します。 ■検証環境 ※手抜きですが、前回srvpool1に追加したhogeサービス(UNIFORM)を削除して、今…

サーバー・プール検証(UNIFORMサービス編)

サーバー・プールについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証しました。 サーバー・プールは、11gR2の新機能でサーバー(ノード)を論理的にグルーピングします。サーバーが割り当てられるサーバー・プールは1つだけという制約が…

ACFS検証

ACFSについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証してみました。 ACFS(ASM Cluster File System:ASMクラスタファイルシステム)は、11gR2の新機能でADVM(ASM Dynamic Volume Manager:ASM動的ボリュームマネージャ)で管理されるボ…

RACのノード削除検証(全ノードから製品削除)

RACのノード削除検証 - 忘れかけのIT備忘録では特定ノードから製品を削除する検証をしましたが、全ノードから製品を削除する検証もしたので書こうと思います。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Ente…

RACのノード削除検証(特定ノードから製品削除)

RACのノード追加・削除検証 - 忘れかけのIT備忘録で書ききれなかったRACのノード削除の検証結果について書こうと思います。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise EditionDB:Oracle Database …

ノードのCSS障害検証(cssagent,ocssd.bin,cssdmonitor編)

今回はCSS関連プロセス(CSSD(ocssd.bin)およびCSSエージェント(cssdagent,cssdmonitor))がすべて停止した場合のクラスタの動きを検証してみようと思います。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterp…

ノードのCSS障害検証(ocssd.bin編)

今回はノードのCSSD障害が発生した場合のクラスタの動きの検証結果を書こうと思います。CSSD(ocssd.bin)障害とCSSD(ocssd.bin)および関連プロセス(cssagent、cssdmonitor)障害の2パターンを検証してみました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid …

ノードのインターコネクト障害検証

ノードのインターコネクト障害が発生した場合のクラスタの動きについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証してみました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise…

RACのノード追加・削除検証

RACのノード追加・削除について、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証してみました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise EditionDB:Oracle Database 12c Releas…

ASMの障害グループを使用したデータ保護検証

ASMの障害グループについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証してみました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise EditionDB:Oracle Database 12c Release 1 …

サービスのTAF(透過的アプリケーションフェイルオーバー)検証

サービスのTAF(透過的アプリケーションフェイルオーバー)について、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証してみました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise Edit…

サービスのロード・バランシング検証

サービスのロード・バランシングについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証しました。 ■検証環境OS:Oracle Linux 6.5GI:Oracle Grid Infrastructure 12c Release 1 (12.1.0.2.0) Enterprise EditionDB:Oracle Database 12c R…

SCAN検証

SCANについて、机上の知識はあるものの、実務経験が無いため、実際の動きを検証しました。 SCAN(Single Client Access Name:単一クライアントアクセス名)は、11gR2の新機能でクライアントがインスタンスやサービスが起動しているノードを意識せず、DBに接続…

OracleクライアントとOracleサーバの基本的な接続形態(専用サーバー接続)

OracleクライアントがOracleサーバ上のデータベースのサービスに接続するまでの基本的な流れを整理しました。なお、前提として専用サーバー接続の流れを書いています。1.OracleクライアントがOracleサーバー上のリスナーに接続リクエストを要求する2.着…

特定のネットワークアドレス/サブネットマスクにて、IPアドレスを割り当て可能なホスト数および割り当て可能なIPアドレスを求める

例として、192.168.2.128/26ネットワークからIPアドレスを割り当て可能なホスト数および割り当て可能なIPアドレスを求めてみます。192.168.2.128 ←ネットワークアドレス数(10進表記)11000000.10101000.00000010.10000000 ←ネットワークアドレス数(2進表記)11…

Data Pump

●オブジェクトのデータだけエクスポートする場合、「content(ALL、DATA_ONLY、METADATA_ONLY)」パラメータを使用する●エクスポートで出力するダンプファイルの出力先となるディレクトリオブジェクトが複数ある場合、下記の順番で決める1.ファイルごとの…

外部表

外部からデータベースにデータをロードせず、問合せを行うために使用する機能

システム権限とオブジェクト権限

●第三者にも付与できるようシステム権限を付与する場合GRANT システム権限 TO ユーザ名 WITH ADMIN OPTION;※SYSユーザで実施する※取り消しても(REVOKEしても)第三者に付与された権限は残る●第三者にも付与できるようオブジェクト権限を付与する場合GRANT …

Oracleのプロファイルについて

プロファイルは下記2種類の制限ができる・リソース使用量の制限・パスワードの制限リソース制限を設定する場合、「resource_limit = true」をしないと設定が有効化されないため注意

UNDOデータの管理(11g)

UNDOデータとは変更前のデータ(コミット前のデータ)を指す主に・読み取り一貫性・ロールバック・フラッシュバック機能(一部)・インスタンスリカバリの目的で使用するUNDOデータは自動UNDO管理と手動UNDO管理に分けられるがここでは自動UNDO管理(9iから…

表領域の作成時に指定する項目

表領域の作成時に指定する項目は下記の通り・エクステント管理方法・タイプ・ステータス・エクステント割当てサイズ・セグメント領域管理方法・ロギングエクステント管理方法表領域のデータファイル(エクステントの使用状況)の管理方法を指定する・ローカ…

サーバープロセス

サーバープロセスはUGAに格納されるが「専用サーバー接続モード」と「共有サーバー接続モード」で格納先が変わるサーバープロセスサーバープロセスが使用する領域は下記の通り①ユーザーセッションデータ②カーソル領域(SQLの実行時に使用するカーソルを格納…

Oracle Databaseの起動シーケンス

Oracle Databaseの起動シーケンスは4段階ある。①SHUTDOWN→②NOMOUNT→③MOUNT→④OPEN①SHUTDOWNデータベースが停止している状態②NOMOUNT初期化パラメータを読み込んで処理をする段階・初期化パラメータを読み込む・SGAを展開する・バックグラウンドプロセスを起動…

ユーザープロセス(ユーザーが発行したSQL)

ユーザーが発行したSQLはDBサーバーのメモリ上のプライベートSQL領域、共有SQL領域(共有プールのライブラリキャッシュ)に格納される。ただし、プライベートSQL領域は「専用サーバー接続モード」か「共有サーバー接続モード」によって格納先が変わる。専用…

SQL*Loader

データファイル(CSVやTSV、固定長のファイル)からテーブルにデータを流すOracleのユーティリティ【コマンド書式】sqlldr userid/password@SID control=xxx data=xxx【制御ファイル】制御ファイルは下記で構成される・ロード対象データの場所・データのフォー…

sys.aud$の使用ブロック数を確認する

SELECT TABLE_NAME, NUM_ROWS, AVG_ROW_LEN, BLOCKS, EMPTY_BLOCKS, CASE AVG_ROW_LEN WHEN NULL THEN NULL WHEN 0 THEN 0 ELSE (CEIL(NUM_ROWS / TRUNC(((BLOCK_SIZE - KCBH - UB4 - KTBBH - (INI_TRANS - 1) * KTBIT - KDBH) * (100 - PCT_FREE) / 100 - K…

SELECTした行をロックする

select * from 表名 for update [of 表名.列名] [wait [待機時間]]|[nowait]; ・of句 表を結合する場合に使用し、表とその列名を指定する of句で指定した表のSELECTしたレコードがロックされるが、of句で指定していないレコードはロックされない of句を指定…